【映画レビュー】『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』1959年

ポスターはカラーですが、映画はモノクロです

『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』1959年

『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』1959年 あらすじ

フロリダのド田舎。

沼地で密猟をしていたレムは、うぽぽぽぽぽぽと奇妙な音を発しながら浮かび上がってきた不気味な生物に「気味わりぃ!」と銃弾をお見舞いしてやりました。

町に戻り、酒場で「ちょうキモかったーーータコみたいな吸盤があってさ、ここで40年も密猟してるが、あんなん初めてだっぺ」と報告しましたが、みんなは笑うばかり。酒場の主人デイブは、可愛い嫁さんのリズが冷たいので、それどころではありません。

町でただ1軒の雑貨屋兼居酒屋の奥さん、リズちゃん

このような土地に、州保安官のスティーブが、恋人のナンと共にやって来ました。
密猟者どもを取り締まるためです。

スティーブはかなりのイケメンです。

ちょう堅物イケメン保安官とその恋人
先ずは下見よとばかりに沼のほとりをぶらつく二人。と、女の甲高い悲鳴が!!
あわてて駆けつけてみると、酒場の奥方のリズが、レムの惨殺体を見つけて悲鳴をあげているところでした。

ちょう地元のコーヴィス郡保安官は、アリゲーターによる事故として片付けようとしましたが、へんです。レムの死体には、まるでタコに巻き付かれたような奇妙な痕がついていたのでした――。

【レビュー】【ネタバレなし】どうしてどうして面白い! クラシックホラー

あまぷらでへんな作品発見!
当然観るっしょとばかりに挑むトリッチ!

いやー画質悪いわ、モノクロだわ、字幕は「中国人が書いたまちがった日本語」て感じでへんな変換ミス多発の珍妙なシロモノだわでしたが、これがビックリ。映画として予想以上に面白かった。

スゲー短い映画だし、ヒルの化物って何なんだよって感じだし、肝心のヒルゴンなかなか出てこなくて引っ張る引っ張る!

でも人間関係がなかなかサスペンスフルで、何これおもろーーてなっちゃって、楽しく観ていられる!

沼だらけのド田舎に、へばり付くように暮らしているド田舎の民。
雑貨屋兼居酒屋は1軒のみで、ここの経営者がデブのデイブと、彼にまるっきり似合わないカミさんの、セクシー仔猫ちゃんリズな訳です。

店にたむろってるのはうさんくさい密猟者たちばかり。
で、デイブの親友カルが、田舎にしてはちょっといい男で、実はリズとデキてるんですね。

そんなところに、ちょういい男そしてちょう堅物の州保安官、スティーブが、恋人のナンと、ナンの父親で科学者のグレイソンを伴ってやって来ます。

ちょっと説明しようとしてこれですよ。登場人物結構多いし、しかもキャラの作り込みが綿密。ストーリー展開もぐいぐい引っ張る!! リズがやらかして、さすがのデイブがキレて、ほんでもってどーなるどーなる!!

えーーーーーーーそしてその展開!!
うわーーーーーそして、結構怖いじゃないの!!

そう、ヒルゴン、大昔の映画ですので、今の特撮とかCGに比べたら、ちゃちいって思っちゃう人もいるでしょう。

でもね、しっかり怖いですよ。

うぽぽぽぽぽぽ……うぽぽぽぽぽぽ……と、電子音のようなあぶくを吐く音のような奇妙な声を出しながら、水面に浮上し、突然人間に巻き付く!! そして、水中に引きずり込む!!

「助けてー!」ヒルゴンに拉致られるリズちゃん

ヒルゴンは生き物ですから、はらへってればその場でチューチューして、後に残されるのはスッカラカンに吸血された無残な死体ばかり……でも「いつでも狩り成功する訳じゃないから」とばかりに、お持ち帰りもする。で、巣穴でチューチュー。

やや古臭いながらもめっちゃ怖いヒルゴン

個人的には、襲われたらすぐしにたいと思いましたね。
連れ帰られて、何日もかけてチューチューされるなんて、地獄ですよ地獄!

個人的にでも、セクシーキャットリズちゃんが「もうやめてよぉ……」とか言いながら吸血される様は、どーしてどーして、あらまぁ困った!!ってなるほどエロかったです!! え、何これもしかして触手系元祖!? とか思わず声に出す日本語してしまったトリッチ!!

いやーーー思わぬ掘り出し物でした。
ちょうぜつワックワク! 手に汗握る! とかじゃないし、1959年作品だからあたらしいとかもないんだけど、不思議と楽しいし、安心して観てられる。

うーん、この感じ……いつかどこかで味わったような……

と思って鑑賞後にググったら、あらまぁ!!
製作総指揮ロジャー・コーマン!!

納得納得、この不思議な安定感!!
『シャークトパス』と一緒だわーー

いやー「素晴らしい名作!」とかじゃないんだけど、ふつーに面白いし、ちゃんとこわいとこはこわいし、安心して観てられる。このナゾの安定感。コーマンさんはやっぱり芸達者ですね!! まさにツボ押さえてるって感じ。

そして手を抜けるところは抜いてるのも可愛らしい(笑)
あんまりちゃんとヒルゴン見せないとことかね(笑)

で、特筆すべきは、水中撮影ですよ!!

こんな時代に、こんなくだらねぇ映画で、ガッツリ水中バトルしてます。クライマックスで。
当時は水中で撮影出来るカメラ準備するのとか、大変だったんじゃないかなー。もしかしたら、水槽みたいなとこに役者さんたちに潜ってもらって、横から撮ってるのかも。

でも、まさか1959年作品で、水中バトル出てくると思わなかったので、やるやんけ!とヤンヤの喝采を送りました!!

先日『邪願霊』ってやつも観たけど、こーゆーマニアックでコアなのも配信しちゃってる辺り、あまぷらやりおる!って感じですよね。

OSOREも負けるな!! OSOREは早く『Slice』配信して!! 地獄のゲートのピザ屋の映画!! 『Slice』もあまぷらのが早かったら、わたし、OSOREやめます。と、関係者に伝えたいものです。

おっと話が逸れましたが、『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』わたくしはとっても気に入りました。

昔の映画を昔の映画として楽しめないガキンチョが「ちゃちい」とかレビューしてたりもするけど、ガキンチョは2000年以降のCGだけ見てな!って感じです。

わたしはこういう古いホラーの雰囲気、大好きです。
同好の士は、急いであまぷらでご覧になってみてくだたいね!!

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